今、私は小さくとも会社のトップで部下を持つようになり、今度は部下がどんな人間で どんな考え方をしているのかを考えなければいけない立場に立っています。 私の会社では、良くも悪くも私が一番自主性がありますので、少々尖がった部下でも 気になりませんが逆に気になるのは、周りの目を気にし過ぎる、協調性主体で動く人間です。
自分で物事が決められず、周囲を巻き込むこともできず、上から言われたこと しかできないようでは、その他大勢と同じ特徴のない人間になってしまいます。 そうした人材は会社組織の中には、一般的に必要枠として考えられていますが、何事も バランスが重要ですので、1人で行動できないようでは、社会人としてはどうでしょう。
自主性のある人間は、よく自分を理解しています。 自分の強み、弱みを理解し、何とかして弱みを克服しながら、強みを活かすことは出来ないか、模索し続けます。 私の会社 でもそういった部下はどんどん昇進させますし、周囲の同僚にも高いモチベーションという 良い影響を与えます。 協調性は大切な要素ですが、極端に意識することもないと思い ます。
なぜなら、仲間と同じ方向に向かっているのであれば、自然と足並み揃えるように なりますし、お互いが尊重し合いながら、自主性を持って仕事に取り組む姿勢が生まれ、 協調性は後からついてくるものだからです。 皆が同じ目標や価値観を持って仕事をする ことは、元の力を何倍にもしてくれます。
自主性があっても、会社內で和を乱す人は協調性がないのではなく、会社や皆と同じ 目標に向かえないのが原因でしょう。 そういう場合は双方に不利益になるので、退社してもらうこともあり、なかなか難しいところでもあります。 自主的に動ける人は、立ちはだかる困難にも負けません。 自分で決めたことを行っているわけですから、粘りが違います。
更には仕事の生産性が非常に高い事も特徴でしょう。 人に言われて行動する人は、今まで直面したことのない困難には諦めがちになるか、楽な 選択をしてしまいます。 諦めることも、楽を選ぶことも誰でも簡単にできてしまいます。 誰でもできることをしているうちは、人より優れた人にはなれないと私は信じています。
時には流れに身を任せることも大事ですが、惰性だけで生きていくことだけは避けたい。 自分の考えや行動に意味があり、自主性を持って何事にも取り組んでいける人材を これからも育てていきたいと考えています。