ミルトンアップデート
月の見える小屋から20年(1)セルヒオさんと過ごした3か月
ニカラグアのコーヒー農家セルヒオさんと、16歳の息子さんが来てくれました。連載1回目は、20年前の出会いと、農園の小屋で過ごした3か月の話です。
セルヒオ・オルテツさんが来店します | 10月11日・12日 児玉町本店でトークショー
ニカラグア・エル・ポルベニール農園のセルヒオ・オルテツさんが、10月11日・12日に児玉町本店へ来てくれます。トークショーと、受賞コーヒーを含むセルヒオさんのコーヒー5種の数量限定販売があります。
東京で会ってから、農園に立つまで3年かかった|フェルナンド・リマさんが山口に来た日
2005年に東京で出会ったエルサルバドルの生産者フェルナンド・リマさん。農園を訪ねるまで3年かかりました。2026年3月、そのリマさんが周南市の店に来てくれた話です。
カスカラ値上げの理由を産地での手摘み収穫と手選別からお話しします
カスカラティー再販と価格改定のお知らせ|ゲイシャ種のカスカラについて こんにちは!ミルトンスタッフです^^ しばらく完売していたカスカラティーを再販いたします。今回販売するのは、ゲイシャ種のカスカラティーです。 そしてこの度、カスカラティーは価格を改定いたします。 長くご愛飲いただいている方には、大幅な値上げに感じられるかもしれません。 ですが、今回の価格改定は「ゲイシャ種だから高い」という話ではなく、現地での手仕事による生産コストが大きく上がっていることが一番の理由です。 今日は、ただの値上げのお知らせではなく、美味しいカスカラティーができるまでのお話をしようと思います。 産地でどんなふうに収穫され、どんなふうに選別されているのか。 その手間の積み重ねが、どうして味の良さにつながるのか。 そのあたりを、できるだけわかりやすくお伝えします。 まず最初にお伝えしたいこと 今回のポイントは、大きくこの3つです。 ・今回の価格改定の主な理由は、ゲイシャ種だからではなく、産地での人件費高騰です。 ・カスカラは、乾燥後の選別をほぼすべて手作業で行うため、コーヒー以上に人件費の影響を受けます。 ・価格は変わりますが、その分、産地で丁寧に作られた、自信を持ってご紹介できる品質です。 私が産地買付に同行したのは2020年のことです。 この6年の間に、本当に様々なものの価格が高騰したことは、皆さんも日々感じていらっしゃると思います。 これは産地でも同じで、2020年から現在までの間に、労働者に支払う賃金の単価が約3〜4倍に上昇していると、今年の産地買付で生産者が話していました。 カスカラは、コーヒー以上に「人のコスト」が価格に直結します。コーヒーもカスカラも、最高の品質を目指す選別過程において、人の手仕事は欠かせません。 その中でもカスカラは、最後の仕上がりをほぼ人の目と手で整えていくため、人件費の高騰が価格に大きく影響します。 カスカラは、まだ「本当に美味しいもの」が広く知られていない飲みものです カスカラは、コーヒー豆を包む果実「コーヒーチェリー」の外皮から作られるお茶です。 コーヒーとは違い、プルーンのような自然な甘みや、ローズヒップティーを思わせるやさしい酸味を楽しめます。 コーヒーは飲料として多くの方に親しまれていますが、その果実を使ったカスカラティーは、まだ広く知られている飲みものではありません。 丁寧に選別・乾燥された品質の良いカスカラに出会える機会は少なく、本来のフルーティーな甘みや香りが、まだ十分に知られていないのが現状です。 だからこそ私たちは、「副産物だからこのくらいでいい」という扱いではなく、きちんと美味しい飲みものとしてご紹介できる品質のカスカラだけを扱っています。 手摘み収穫から始まる、品質づくり 少し、コーヒーとカスカラの選別過程のお話をします。 ミルトンコーヒーで扱うコーヒーの収穫は、すべて手作業です。 大規模な農園では、機械でまとめて収穫するようなところもあります。...
エルサルバドルのコーヒー生産者リマさんご夫妻がミルトンコーヒーに来店しました
エルサルバドルのコーヒー農園から、山口県周南市まで 生産者フェルナンド・リマさん来店レポート エルサルバドルのコーヒー生産者、フェルナンド・リマさんが奥様のマグダレナさんと一緒に来日し、 山口県周南市のミルトンコーヒーに来店してくださいました。 リマさんとミルトンコーヒーは、20年来のお付き合いです。オーナーはコロナ禍の2年を除いて、毎年欠かさず買い付けのために農園を訪れています。 コロナ以前はスタッフも買い付けに同行させてもらい、コーヒーづくりの様子や、 仕事に対する熱量を実際に見させてもらいました。 今回の来日は、3月1日に開催された東京マラソンに出場するため。マラソン後には、山口県のミルトンコーヒーまでわざわざ足を運んでくださいました。 これで3回目の来店です。 コーヒーを作る人と、それを飲む人。普段は遠く離れていますが、実際に顔を合わせることで、スタッフの私自身にとっても印象に残る出来事がたくさんありました。 今回は、リマさん来店時の様子をスタッフ目線でお話しさせていただきます。 リマさんご夫妻が周南市へ 3月5日、リマさんご夫妻が新幹線で徳山駅に到着する頃、オーナーが駅まで車でお迎えに行きました。 私たちは、お店にリマさんが来る時間が近づくのをドキドキそわそわしながら準備を進めていました。 初日の夕方からは、店内でトークショーを開催しました。 このトークショーの内容まで書くと、おそらく小論文ほどのボリュームになってしまいそうなので、 内容はまた次回の記事でご紹介しようと思います。 トークショーの最中には、参加者からの質問も多く寄せられました。 そして終了後には、誰からともなく、ほとんどのお客様がリマさんのコーヒーをご購入してくださいました。 その時間は、何よりもトークショーの満足度を表していたのではないかと思います。 購入したコーヒーにサインをもらう人、コーヒーとともに写真撮影をする人、英語で直接リマさんに感謝の気持ちを伝える人。 みなさん、それぞれ思い思いの時間を過ごされていたと思います。 (トークショー後の写真) リマさんご夫妻と過ごした周南の一日 2日目は、2店舗ともお休みをいただき、リマさんご夫妻とお出かけさせてもらいました。 日本が大好きなリマさんご夫妻。来日中はスケジュールがぎっしりな中、それでもミルトンコーヒーのある周南市に 3泊もしていただけるということで、この日は観光を楽しんでもらえればとアテンドさせてもらいました。 また、ここ1〜2年で入社したスタッフは、まだ産地買い付けに同行した経験がありません。そのため、生産者さんと関わる貴重な機会にもなりました。 まずランチに訪れたのは、周南市の丘の上にあるエムズダイニングさん。...
2025秋ブレンド|冬隣・良夜・白露 3種類のコーヒーを紹介
2025年 秋ブレンドのご紹介|冬隣・良夜・白露 こんにちは!ミルトンスタッフです。 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉の通り、今年もすっかり秋らしい気候になってきましたね。ミルトンコーヒーのある山口県でも、朝のひんやりとした空気を感じ、温かいコーヒーを楽しむのに心地良い季節の始まりを感じています。 9月から販売開始している秋ブレンドをご紹介していきます(o^^o) 冬隣【ふゆどなり】 3100円 / 200g 季語:冬の到来を意識し、寒さに備える心情や、自然にその気配が感じられる。 【秋ブレンド 冬隣 200g】 風味特徴:クローブ・八角を思わせるスパイシーさやチャイティーを思わせる甘さが熱い時に感じられる。次第に、プルーンの甘さが加わり、温度が落ち着いていくほどにクレームブリュレのカスタードのような甘さ、カラメルの香ばしい甘さへと変化していく。 カートに入れる 一口目から「あまいっ!」と思わず声が出ました。そしてブレンドの良さである”バランス”もとても良いコーヒーで、どなたにでも飲みやすいのでギフトにもおすすめです。しかも甘さは温度帯によって変化していくので、最後まで飽きずに1杯の中で楽しむことができます。苦みとはまた一味違った深みを感じられるコーヒーは、秋の静かな時間をゆったりと過ごすのにぴったりのコーヒーです。 良夜【りょうや】 2830円 / 200g 季語:月の明るい美しい夜。澄み渡った秋の夜空の美しさや、そこから生まれる静寂、人々の情緒を表わす。 【秋ブレンド 良夜 200g】 風味特徴:苦みばかりのビター感ではなく、程よくカカオのビターチョコレートの深みと甘みを同時に感じられる。余韻にふっとアメリカンチェリーやクランベリーのような濃く深い甘さが現れ、余韻を長く感じられる。 ...
水出しアイスコーヒーは何日もつ?日持ち・保存方法・4時間で飲めるのか
水出しアイスコーヒーは、抽出後3日以内に飲み切るのがおすすめです。パックは開封前なら常温で6ヶ月、開封後は約2ヶ月もちます。抽出は最短4時間から飲めますが、香りと甘さのバランスがいちばん良いのは8〜12時間です。 こんにちは!ミルトンスタッフです(^O^)/ 先日のブログに引き続き、水出しアイスコーヒー【楽しみ方編】をお届けします。今回は、水出しを作るときのちょっとしたコツや、夏の終わりにぴったりな活用法までご紹介します。 「水出しを買おうと思っているけど、うまく作れるかな…」という方も、「水出しがなくちゃ夏が迎えられない!」というヘビーユーザーさんも、どちらも楽しんでいただける内容になっています(*'▽') まずは基本の作り方から 水出しパックを必要な数ポットに入れる パックに当てるようにして水をそそぐ 一晩待つ(最短4時間〜飲めます) パックを取り出す …と、とっても簡単なのですが、ちょっとした工夫で「いつもの水出し」がもっと美味しくなるんです♪ なぜ「パックに水をかける」のか? 作り方②の「パックに水を当てて注ぐ」。「沈めるだけじゃだめなの?」と思われる方もいるかもしれません。 沈めるだけよりも、上からやさしく水を注ぐ方が良い理由は、コーヒー粉のすみずみまで水を行き渡らせるためです。パックの中には空気が残っているので、そのままだと粉が濡れにくく、香りやコクがしっかり出ません。 これはペーパードリップの「蒸らし」に似ていて、抽出はじめの段階でいかに効率よく成分を引き出せるかが美味しさを決めます。やさしく水を当てると空気が押し出され、香りも風味もしっかりキャッチできますよ。 4時間で飲める?抽出時間の目安 4時間…香りが出はじめ、甘さは控えめ 8〜12時間…香り・甘さ・濃さのバランス◎ 24時間以上…濃くはなるが、後口に少し苦みや雑味が出るのでパックは取り出した方が良いです! 甘みと香りのバランスを楽しみたい方は8〜12時間あたりがおすすめです(^_-)-☆ 抽出後の水出しコーヒーは何日もつ? 抽出後は3日以内がベスト。4日目以降も飲めますが、徐々に香りが薄れ、酸味が出てきます。飲み切れる量を作るのが美味しさの秘訣です。 開封前・開封後はどのくらいもつ? 開封前は常温で6ヶ月OK(脱酸素剤入り)。冷蔵や冷凍ならさらに長く香りをキープできます。 開封後は常温で約2ヶ月が目安。冷蔵・冷凍ももちろんOKですが、ひとつだけポイントがあります! それは「冷たいまま水を注がない」こと。冷たいパックは味が出にくく、薄めの仕上がりになってしまいます。冷蔵・冷凍から出したら15分ほど常温に置いてから使ってみてくださいね。 以上をふまえて、保管方法については、 ・毎日たくさん飲む方は常温保存でも美味しいまま飲みきれます!・時々楽しみたい方は、解凍の手間はかかるものの冷凍/冷蔵保存が劣化を遅らせられるのでおすすめです♪ 冷蔵庫に入れるタイミング 水を注いだらすぐに冷蔵庫でOK!保存を考えると早めに冷やす方が安心です。 水選びにもひと工夫...
香りと甘みが違う。ミルトンの水出しアイスコーヒーが美味しい理由
香りが違う理由、知っていますか?ミルトンの水出しアイスコーヒー【こだわり編】 こんにちは!ミルトンスタッフです^^ 「もう他のアイスコーヒーが飲めないっ!」そんな声をたくさんいただく、ミルトンの水出しアイスコーヒー。 今年も、定番商品に加えて、毎年大好評の4種セットの販売がスタートしました。この4種セットも発売から5年が経ち、「今年も販売されますか?」と嬉しいお問い合わせをいただくことが増えています。ご自宅用にもギフト用にも、幅広くご利用いただいています。 【夏限定!水出し4種セット】 いろんな味のブレンドセットが楽しめるのは、自社製造だから。水出しで4種類の味比べができるセットは7月・8月だけ。 数量: カートに入れる 最近は、カフェや大手チェーンでも「水出しコーヒー」や「コールドブリュー」という言葉をよく見かけるようになりましたね。ゆっくりと時間をかけて抽出される水出しコーヒーは、雑味が少なくすっきりとした味わいが特徴です。 その一方で、「水出し=薄い」「香りがあまりしない」というイメージを持っている方も多いかもしれません。 でも、ミルトンの水出しアイスコーヒーは違います。「香りがちゃんとある!」「水出しって、こんなに風味が豊かなんだ!」と、初めて飲んだお客様に驚かれることが本当に多いんです。 なぜ、ミルトンの水出しは美味しいのか? 私がミルトンコーヒーで働き始めて驚いたのが、実はこの「水出しやドリップパックの製造設備」でした。 そのこだわりの深さを知って、なぜ毎年こんなに多くの方が楽しみにしてくださっているのか、私自身とても納得しました。 今回は、その“香り高い水出しアイスコーヒー”がどうやって作られているのかを、裏側からご紹介します。 ※なお、今回ご紹介するのはあくまで「ミルトンの水出し」の話。一般的な製法や他店とは異なる部分も多いかもしれませんが、参考になれば嬉しいです! この記事は【製造編】として、次回【楽しみ方編】に続きます♪ 原料となる豆へのこだわり ミルトンコーヒーは、20年近く、毎年(2020年を除く)現地の生産地に足を運び、農家さんと顔を合わせて、信頼関係を築きながら豆を直接買い付け・自社輸入しています。 農園の現状や精製処理の様子はもちろん、現地で味まで確認したうえで、本当に納得できる豆だけを選んでいます。 取り扱っているのは、スペシャルティコーヒーの中でも、COE(カップ・オブ・エクセレンス)受賞歴を持つ生産者のみ。当初は無名だった農家さんたちも、今では各国のコンテストで上位を獲得するような素晴らしいコーヒーを作るようになりました。 20年にわたって築いてきた信頼があるからこそ、私たちのような山口県の小さなロースターにも最高のロットを提供してくださっています。 もちろん、水出しアイスコーヒーに使う豆も、例外なくこの基準。安価なブレンド用の豆などは使わず、単一農園として販売できるレベルの豆を、焙煎士がブレンドしています。 水出しに適した豆を選び、味わいのバランスを見極めながら仕上げることで、あの口いっぱいに広がる香りと後味が生まれているんですね。 ミルトンの水出しは、こんな味わい ちなみに、ミルトンのアイスコーヒーは「ビターでガツン」というタイプではありません。苦みではなく、豆本来の甘さと香りで、飲みごたえを感じていただける仕上がりです。 口に入れた瞬間にふわっと広がる香りは長く続き、ブラックなのにほんのり甘く、後口はすっきり。暑い日にごくごく飲めるのに、飲み終わったあともふわっと余韻が残る、そんな味わいを目指しています。 香りを保つ製造技術 焙煎した豆を粉にするとき、ミルトンでは工業用ロールグラインダーという特殊な機械を使用しています。 この機械、国内のスペシャルティコーヒー業界ではほとんど例がなく、もしかしたら導入しているのは当店だけかもしれません。日本ではこのタイプのグラインダーの取り扱いがなく、10年ほど前にオーナーが海外から空輸したそうです。...
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