これから世間に羽ばたこうという高、大卒の若者がまず直面するのが就職活動でしょう。 ミルトンでも専門学校や高校などに、求人を今年も出す予定なのですが、知名度がないせいか、若い働き手が不足しているところです。とほほ
さて、先日のアメリカで参加してきたコーヒーのカンファレンスでも、二千年以降に生まれ たミレニアム世代についての討論がありました。 アメリカではコーヒーならなんでもいいと いう今までの世代の発想から、味はもちろん、ストーリー性や取組みに対して興味を持つ 世代がミレニアム世代の若者のようで、そのような若者は、大企業に勤めるよりも、自分 をより活かせるベンチャー企業やスタートアップ事業の開始、個人に様々な仕事を任せら れる零細企業に勤めたいと思うそうです。
とかく頭のいい優秀な人材ほど、風通しの良い 小さな会社に面接に行くようです。 そこでとことんやってみて、自分はもっと上にいける と考える更に優秀な人材は転職を繰り返し、進んでレベルアップを図っているとのこと。 素晴らしいの一言です! 日本ではあまり耳にしませんが・・
日本ではどうでしょう。 今年の新卒就職人気ランキングを見てみますと・・・一位が電通 二位がANA、三位が伊藤忠商事、四位がJTBと大手が続いています。 調べる前に予想 はしていましたが、相変わらずの大企業信仰が強いですね。 終身雇用、安心できる老後 生活などを考えての大企業選択なのかもしれません。 もうどこにも大企業の安定はない ことを気付いている大人が多いにも関わらず、バブル崩壊後の親たちを見ている子供たちは 余計に安定した職について、苦労したくないと思ってしまうのかもしれません。
中には、昇進しなくていいから、安定した給料が入ればいいと上司に申し出るサラリーマンもいるとか。 そのかわり、余計な仕事もしたくありませんと言うらしい。 若いうちから将来の夢をしっかりと持ち、それに向かっていく学生時代を送らなければ、 大学生になっても、「将来なにしようかなぁ~」と、漠然とした時間を過ごしてしまうこと になってしまいます。 時は金なり、お金では時は買えないと気付いた時は時すでに遅し。
海外での活躍や成功をイメージしながら計画、実行してみるとか、みんなが右行くなら、 私は左に行く!ぐらいのチャレンジ精神と冒険心を持ってもらわないと、海外勢との未来の 差は開いていくばかりでしょう。 親の背を見て立派になるか、反面教師としか見られず、違う方向に進むか、自分も三歳 児の親として、日ごろから意識して生活をしていますが、それにしても今の日本の「でも しょうがないじゃない・・・」感が支配している空気が息苦しく感じます。 社の長として、スタッフ達には継続的なチャレンジの大切さと、探求心、冒険心が導いてく れる個人個人の明るい未来をイメージできるように指導し続けてまいります。