ここまで世界中が同時に「今」を意識し始めた事は近年なかったのではないでしょうか。
戦争が中東で起こっても、伝染病がアフリカで流行っても、またはアメリカで銃乱射事件が発生しても、日本の原発が吹き飛んでも、局所的な出来事としてどうしても受け止めてしまうので、特に短期的に対岸の火事のように世界中の人がそれぞれの出来事を見ていたと思います。
 
ところが、今回のパンデミックでは世界同時多発ですし、人の命が多く失われています。 それも直ぐに終息するような状態ではありません。終息後も世界規模で予想がつなかい状態だと皆さん感じていらっしゃることでしょう。
 
起こっている事は真剣に向き合う必要があると思いますし、出来ることはする、難しいことは解決策を練りながら対処していく他ありません。日本政府もいざ一大事が起きた時のとっさの対応が出来ない事が世界にも知れ渡りました。
 
このタイミングだからこそ、自分を見つめなおしたり、これまで起こっていた世界中の問題がなぜ起こってきたのか、今後どういう事が起こりそうなのか。そして今自分が出来ることは何があるのか。 などなど沢山の考えるべきこと、やるべきことが挙げられます。むしろこのタイミングで見つめ直さないなら、いつするのだろう?と思うくらいです。
 
原点回帰は自分のことだけではありません。 家族との付き合い方、仕事の在り方の見直し、お金の使い方、お店や会社であれば、経営理念の見直しや、運営の見直しなど、全てにおいて初心に返ってみるのも手かもしれません。
 
このオーナーレターでも、過去にも多く子供の教育について取り上げてきました。 子供を育てながら、自分の子供時代とを重ね、客観視することで気付くことが多々あります。 無意識の中で「あれ?絶対おかしいよな!」と思っていたことに意識を向けてみると、問題点が浮き上がって見えてきます。 しかも私の場合、それは一刻も早く対応しなければならない大きな問題だったと認識し、すぐさま行動に移しました。
 
重要で急ぎの用事はすぐさま実行するように癖付けていますし、起こっていないことも予想ぐらいはつくので、準備することはできます。 準備をする上で大切にしているのが、今回のタイトルにもある、原点回帰でもあるのです。
 
そもそも●●は・・・と考える癖を付けていくと、世の中の気付かなかった不思議や疑問に直面します。 そこから更に掘り下げていくと、驚きの事実が待っていた!なんてことはしばしばあります。
 
みんなが安全だと信じている野菜や食品の数々。気にせず普段使用している薬品類。フェイクニュースがはびこり、何が真実か分からない時代にになってきましたが、突き詰めていくと真実はそこにいつもあったりするわけです。当たり前だと思ってきたものから疑問視してみると、面白いほどに社会の仕組みが見えてくると思います。 あまりのことに少々驚きすぎることもあるかもしれません。少なくとも私はそう思っています。
 
自分の周りで起こっていることに関心を持ち、自分の身は自分で守れるぐらいになっておいた方が、これからは楽しく生きやすいのかなと感じます。 きっと似た者同士が集まり、助け合いながら新たな集団活動が進んでいくのではないでしょうか。