ごくごく当たり前のことですが、後ろを向いていたら前が見えませんが、後ろ向きで生きて いる人が多いように感じます。 しかも本人は後ろ向きで生きているなんて思ってもいない場 合もあるように感じています。 時間というものは皆に平等にあるわけで、生かすも殺すも自分次第ということになります が、その時間がいつ途絶えるかは誰もわかりません。
ということは、今に目を向けておかな ければ、その先には進めませんし、過去の話ばかりしてても、過ぎてしまったものですから、 取り返しはつきません。過去を悔やんでみたり、どうなるかも分からない未来を不安がって みたり、必要ないことで忙しくしてしまっている人は意外に多いのではないでしょうか。
今が 大事だよ!と伝えると、今だけを楽しく生きる短絡的な発想に至ってしまう人もいるかも しれませんが。 身內やスタッフに、川を時間の流れに例えて、その中に立つ人の話をします。 川の中で腰まで浸かり、上流(未来)からチャンスと危険の両方が流れてくるのを想像して みます。 チャンスは掴まなければなりませんし、危険は当然避けなければいけません。
きちんと前を向き、今という「現状」に集中していれば地に足をつけているので目の前から 流れてくる物がしっかり見え、危険も避けながら、前もってチャンスを掴む下準備ができ、 ここぞ!というタイミングでチャンスを手にすることができます。 反対に下流(過去)に向いて立っている人は、前方から何が流れてくるのか全く見えません。 口から出るセリフは既に流れていった過去の話で、足元もおぼつかないので、ふらふらとその 日その日を生き、危険と直面しても行き当たりばったりの対応しかできなくなります。
良いチャンスが巡ってきても、下準備が出来ていないので、掴めたとしてもチャンスを最大化さ せることが難しくなります。 きっと「ラッキー」と思うぐらいでしょう。 「ラッキーではなく、流れてくるチャンスを取りこぼすことなくキャッチ出来るようにする為に 前を向いて、今をしっかりと把握し、今に集中するしかないと感じています。
今に集中できれば、今すべきことが見えてくるので、重要度の高いものを優先するようにな ります。 分かったような偉そうな事を書いておきながら、私も迷う時もありますので、 瞑想しながら、自分を元の位置に戻しながら生活しています。
素晴らしいのは農園主達には、くよくよ悩むことに時間を使わず、前進あるのみの生き方 を実行していることです。 彼らから人生について学ぶことが多々あることも、私達が 楽しく仕事を続けていられる理由かもしれません。