新しい年が始まりました。気分を一新する方もいらっしゃれば、昨年から継続性を 持たせて淡々と過ごされている方もいらっしゃることと思います。 新年の抱負を掲げてみても、にわか目標なものは当然続かないものです。 私がまさにそれで、「にわか目標」を立てていた自分に、なんだか空しくなってしまい、近年では抱負を掲げなくなってしまいました。
元旦の恒例行事が一つなく なった気もしますが、こうして経営させてもらっていると、全てに継続性があり 新しい年に切り替わったとしても、お客様や会社、そして自分自身もガラリと様変わりするわけではなく、むしろコツコツと信頼を積み重ね、年をまたいでも気を抜くことはなく、スタッフ達と共にミルトンを盛り上げていく事が大事だなと 実感させられます。
夫婦で始めたお店が少しずつ大きくなり、スタッフを雇用するようになってから、 人材に関する悩みは尽きないものとなりました。そもそも、私が一人前でもないの に、人材育成なんぞできるのか?と自問自答した時期もありました。
同じような経験は子供の誕生以降にもありました。まだ親としての心構えも自信も なかった自分でしたが、そんな心配はお構いなしに大きくなり、今も様々な面で子供から学ばせてもらっています。自分の未熟さを露呈しまくりの日々です。 「子供もスタッフも過ちを犯した後に怒鳴れば萎縮してしまうし、何か達成できた後 に一緒に喜べば、やる気も一段と増すところなど、共通していることが多い。
人材育成もまさに子育てと同じことなのではないかと思うようになってから、 気が楽になりました。 そうは言っても、スタッフは既に大人。当然子育てとは違う側面もありますが、 そうした悩みを解決してくれているのは、孔子の「論語」です。これにより公私共 に様々な面で自分の再確認を出来ることは非常にありがたく、手放せません。いつになったら一人前になれるのやらと思いますが、今年も引き続き、お客様やスタッ フを含めた皆さんから、私も成長させてもらえたら嬉しく思います。 本年もどうぞ宜しくお願いいたします。