山口県周南市で、2006年からコーヒーを焙煎しています。
毎年中南米の農園を訪ね、生産者から直接コーヒー豆を買い付けている、スペシャルティコーヒー専門店です。
世の中には、誰もが美味しいと感じるコーヒーがある
昔からコーヒーという飲み物が飲まれ続け、しかも世界中で愛されてきたということは、人が口にする飲料である以上、万人に通じる美味しさが必ず存在するはず。
しかし、コーヒーを美味しいと感じたことがない。起業当時の私の率直な疑問でした。学生時代から夜の勉強のお供にコーヒーや紅茶は欠かせない飲み物でしたが、美味しいから飲むわけではなく、きっと目覚まし効果があるだろうぐらいの認識で、ほぼ無理やり流し込んでいた記憶があります。
20代もそろそろ終わりに近づいてきた頃、コーヒーはどれを飲んでも一緒だろうという私の思いを覆した出来事がありました。それが、コーヒー生産国で開催される国際審査会「カップ・オブ・エクセレンス」での審査経験です。
自分の周りになかっただけで、明らかに美味しいと感じるコーヒーは存在した。
飲めば胃もたれやムカつきを覚えていたコーヒーとは打って変わり、口の中に広がる様々な味と香り、そしてスッと甘く消えていく余韻。飲む前の香りからして、今までのコーヒーとは別物なのは明白でした。そしてその美味しさが、生産する側の大変な労働と、農園主が絞り出す知恵の結晶だということを、程なくして知ります。
これだ。探し当てるのは大変だが、自分が本当に飲みたいと思える美味しいコーヒーを提供したい。そして生産する側の状況も、消費する側に知ってもらいたい。
今まで持っていたコーヒーの固定概念は物の見事に覆り、今日に至るまで、そしてこれからも決してブレることのない、ミルトンコーヒーロースタリーの核となる部分が生まれました。

ミルトンのお話し
ミルトンコーヒーは2006年にオープンしました。当初は商社を通じて生豆を仕入れていましたが、私たちが得られる情報は限られ、たった1枚の写真すら手に入らない状況でした。焙煎しお客様に提供するコーヒーについて、自分自身が十分に理解していないことに不安を感じ、生豆の品質にも疑問を抱いていたのです。
そんな時期、オーナーの田中が「カップ・オブ・エクセレンス」で国際審査員を務めました。日本人として13人目の国際審査員として、世界中の最高品質のコーヒーを決めるコンテストに関わることができたのです。その会場で1人の生産者と出会ったことをきっかけに、私たちの産地直接買い付けが始まりました。

2007年には、田中自身がコーヒー農園に1ヶ月間滞在しました。生産現場を自分の目で確認しながら、コーヒー生産や生産者についても理解を深めていきます。生産者が抱える問題や不安をお互いに話し合うなかで、コーヒー豆の品質と、それを取り巻く環境をしっかり理解することの重要性を強く感じた瞬間でした。
当初、生産者は「これまでのバイヤーたちと同様に、いずれ私たちへの興味は薄れていくだろう」と考えていたそうです。しかし私たちは、ビジネスとしての付き合いではなく人と人の関係を大切にし、10年を超える時間をかけて絆を深めました。今では家族や友人のような信頼関係が築かれています。
さらに、私たちはスタッフを積極的に産地へ同行させ、コーヒーの知識や接客のスキルを高めています。生産者同士のつながりから新たな出会いもあり、現在では10名の生産者とパートナーシップを結んでいます。

産地買付にこだわる理由
毎年同じ生産者から生豆を買い付けることで、生産者は品質向上に集中でき、私たちも安定して美味しいコーヒーを仕入れることができる。そんな理想的なサイクルが生まれます。
「毎年ミルトンコーヒーが必ず訪れてくれるおかげで、コーヒーの売り先を心配せずに生産に専念できるようになりました」
こうした生産者の言葉が示す通り、私たちは20年近くにわたり彼らとの信頼関係を築いてきました。その結果、生産者たちはカップ・オブ・エクセレンスで次々と受賞するほどの品質を達成しています。
買い付ける際は、まず生産者が満足できるフェアな価格であることを前提としています。さらに素晴らしいコーヒーには、喜んでプレミアム価格を提示します。そうすることで生産者の意欲が向上し、私たちも美味しいコーヒーを手にすることができ、お客様にも「おいしいね」と喜んでいただける。この「満足のサイクル」を継続することが、私たちの使命です。

関わる全ての人に感動を
コーヒーが一杯の飲み物としてお客様の手元に届くまでには、驚くほど多くの人々が関わっています。私たちは、その全ての人々に喜んでいただけるよう、誠実な取り組みを常に意識しています。
生産者とのパートナーシップ

生産コストや世界的な相場を加味し、生産者が価格を決定します。そして毎年現地で厳しく品質を確認し、提示された価格に納得した上で生豆を購入しています。適正な収入が生産者のモチベーションを高め、結果として私たちはより良いコーヒーをお届けできることに繋がります。
消費者への安心と信頼

農薬や肥料の自主検査を必ず行い、現地での栽培方法の確認など、コーヒーの生産に関わる細かな情報をしっかりと把握しています。店頭やお問い合わせを通じて、品質に関する疑問にもお答えいたします。さらに、産地への買い付けに同行したスタッフの話やオーナーのブログ、商品ページなどを通じて、コーヒーにまつわるストーリーを知っていただけます。安心して楽しんでいただけることを前提に、コーヒーはただの飲み物ではなく、特別な体験になるのです。
従業員の成長と品質向上

スタッフの多くは正規雇用であり、それぞれが自分の仕事に責任を持ち、日々スキルを磨いています。お客様と直接接する最前線のスタッフが長く働き続けることで、コーヒー豆の品質はもちろん、ドリンクやサービスの全体的な品質向上にもつながると考えるからです。
焙煎にも、妥協はありません
農家が100%の力で作ってくれたコーヒーの質を、焙煎で100%引き出してこそ、私たちがご提供できるコーヒーとなります。それは農家や労働者への敬意、感謝の表れでもあり、農家の方々が望んでいることでもあります。
販売する側の私たち自身が、とびきり美味しいコーヒーを飲みたいと強く思い、可能な限り安全で安心できるコーヒーであってほしい。きっとお客様も同じようにお考えでしょう。せっかく飲むなら、美味しいコーヒーを飲みたいですもの。
自社製造へのこだわり

大人気商品である「水出しアイスコーヒー」や「ドリップパック」は、全て自社で製造・管理しています。業務用機械による自動充填を行うため、コーヒー豆が酸素に触れる時間を最小限に抑え、新鮮さを保っています。特にドリップパックは窒素ガス充填加工を施すことで酸化を防ぎ、風味を損なうことなく1年間美味しくお楽しみいただけます。
私たちは、コーヒーの買付から輸入、焙煎、製造まで全てを自社で一貫して行っています。そのためどの工程においても品質を落とすことなく、お客様の手元にお届けできます。
なお、ドリップパックは1,000個からオリジナルでの作成も承っております。イベントや企業様向けにご好評をいただいています。詳しくはお問い合わせフォームよりご連絡ください。
最高の接客サービスを、常に心がけます
最高の接客サービスとは何か。これは全スタッフが毎日探究し続けていることです。その中には、心地よいサービス、気の利いたサービス、感動するサービスも含まれるでしょう。私たちの知識と技術を磨くことによって生まれるものもあります。個々のお客様にあった接客を見極める力と実行力も必要となります。
お客様に満足していただく為には、品質とサービスの全てを完璧にこなす努力を惜しみません。お客様が思わずにっこりされるような接客、自然なおもてなしを心がけております。
まずは、おためしください
「はじめてのコーヒー選び、何を選べば良いかわからない」
「ミルトンコーヒーを1度にいろいろ飲んでみたい」
そんな方のために、ミルトンコーヒーおすすめの3種に、今だけ1種のオマケが入った飲み比べセットをご用意しています。農家さんによって異なるコーヒーの個性を、おうちでゆっくりお楽しみいただけます。
お問い合わせ
児玉町本店
山口県周南市児玉町3-7-1
0120-56-3610
8:00〜18:00(L.O. 17:45)/定休日 金曜(木曜も休業の場合があります)
久米店
山口県周南市久米中央1-17-7
0834-33-8855
10:00〜18:00(L.O. 17:45)/定休日 金曜(木曜も休業の場合があります)
※フードメニューのご用意はございません
最新の営業日は、Instagram または公式アプリでご確認いただけます。

