ミルトンで初めてエルサルバドルのフェルナンド・リマさんのカスカラを取扱い始めて、もうだいぶ経ちますが、驚くことに毎年味が違います!

カスカラというもの自体、生産国でも本格販売を始めたのはここ10~20年の話だと思いますので農家さんからしても、まだ生産を始めて間もないので今もなお、味を進化させる過程なのかもしれません。

消費国からすれば尚更、まだまだカスカラは浸透しておらず、ミルトンの店頭でもドリンクとして提供しておりますがご新規の方にまず聞かれるのは「カスカラって何ですか!?」という質問です。

カスカラとはスペイン語で「籾殻(もみから)」を意味し、コーヒーの実(コーヒーチェリー)からコーヒーの原料となる種子を取り出し、果皮果肉の部分をドライフルーツにしたものです。

これを紅茶のようにお湯で出して作るフルーツティーとしてカスカラは世界中で流通が始まりました。

コーヒー生豆を生産する過程で、かなりの量の果皮果肉が発生します。環境保全の観点からも、以前は時期栽培の為の肥料に混ぜ込んで再利用するくらいしか消費のしようがなかったそうですが、カフェインも限りなく少量でポリフェノールもたっぷり、何より完熟フルーツですのでとにかく美味しい。(とは言えチェリーの体積のほとんどが種子のため、フルーツとして流通するほどの果肉はないのです)

これは活用しないともったいないということで商品化されたのがカスカラだそうです。

飲まれたことがある方はどんな味かお分かりだと思いますが、何とも例えようのない味ですので、ミルトンでも販売当初は常連さんにお配りして飲んで頂いたり、ドリンクで積極的に提供しておりました。

当初、反応は様々で正直今でも苦手な方はおられますが、体感で女性は9割がた好まれる味のようです。

特に濃縮で出して、冷たいミルクで割る「アイスカスカラミルクティー」は今では店頭のドリンクで人気商品のひとつ。

カスカラ自体はローズヒップティーとルイボスティーの間のような印象で、ミルクティーにするとフルーティーなロイヤルミルクティーと良く例えています。

 

さて、今年もカスカラが生豆と一緒に届きました。

ミルトン本店に届いてすぐに、スタッフやその場にいたお客様と即席試飲会。その結果、全員が美味しくて、あま~~いとかなり好感触でした!すぐに買って帰られた程の出来です!

長らくお待たせしてしまいましたが、在庫が許す限りお楽しみくださいね(^O^)/