今年の福袋は豪華!!やっぱりミルトンとお付き合いの農園主さんは優秀です(゜o゜)

今年の福袋、一部は予約開始から10日足らずで完売してしまい、今年購入できなかった方…ごめんなさい💦

まだ、10人の農家さんのドリップパックコーヒーセットの福袋は僅かですが予約いただけますのでお早めにご連絡ください!!

さて、今年は初の試みである新たにお付き合いの始まった5人の農園主さんを含め総勢10人の農園主による多種多様な味わいを楽しめるという超贅沢なセットとなっております°˖✧。✧˖°

さて、この新たな関係性は一昨年の産地訪問から始まりました。

産地訪問前は特に生産者と密に連絡を取り合うのですが、数珠繋ぎ式に「ダイスケを紹介してほしい」と現地から連絡を受け、渡航前からスケジュールが埋まってしまうほどでした。

実際に現地に行くと、新たな生産者の方々も皆さん歓迎してくださりカッピングや農園へと案内してくださいました。その一つがモゴトン山。これは福袋にも入りますがLenny JimenezさんのBrisas del Mogoton Bourbon K7 Natural。モゴトン山がニカラグアで最も高い山だとは知っていましたが、それまで16年間の訪問で一度も行ったことがありませんでした。それもそのはず。モゴトン山でスペシャルティコーヒーを作っている生産者が彼らヒメレス一家しかいないからです。


彼らは過去に2回CoE受賞経験があり、そこらにゲイシャやK7、ピンクブルボンやオレンジブルボンなど数多くのエキゾチック種が植えてあり、定番のカツーラやカツアイ、マラカツーラも見るからに健康に育っていました。

意外に平地部分が多く、手入れが良く行き届いているのも一目瞭然。
農園名はブリサスデルモゴトン、モゴトンの風。
彼らもまた日本のロースターと長い付き合いをしていきたいと願っている生産者の一人です。

実はその滞在の目的の一つはニカラグアのカップオブエクセレンスオークションへの参加。

会場にはニカラグアの多くの農園主が集結し、どの生産者達も自分のスマホを見ながら自分のコーヒーの金額が上がっていくのを見守っています。もっと緊張しているのかと思いきや、なかなかのリラックスぶり。
6、7人の生産者に聞くとコロナ禍でのオークションですし、ニカラグアのブランド力の心配もあるので、金額がどこまで上がるのかが、みんなの心配事のようです。

オークション自体はあっという間に終わってしまいましたが中にはあまり金額が伸びなかったコーヒーもあり、生産者によって明暗が分かれたようです。それにしても日本勢の落札者が多かったですね!日本人から支持されているのがうかがえます。
ウンレガロデディオス農園のガディエルさんは、今年3位受賞していました!彼はラベンディシオン農園でおなじみのルイスさんの息子さんです。めちゃめちゃクリーンカップでキメの細かいコーヒーを作るルイスさん。親子ともども安定して美味しい高品質なコーヒーを作ります。
今回であった新たな農家さんもそうですが、ミルトンでは創業当初からオークションロットに近い品質をいつも輸入しており、安心できる生産者達とお付き合いしています。量に関わらず継続的なお付き合いのできるロースターと繋がりたいと言うのが彼らの願いでもあるんです。

ただ、ここからは少しディープな話なので興味があれば読んでいただきたいのですが。

この品評会には裏話もあり、実は以前、とある生産者から連絡があり、今年の品評会は見合わせようと思うというものでした。どうしたのか?と聞いたところ、知名度を上げる目的でもあった品評会だったが、継続的にいい値段で買ってくれるロースターが増えてきたこと、そして品評会で落札してくれるロースターも有難いが、そうしたロースターが継続的に通常ロットを購入するに至らないことが主な理由だと教えてくれました。
そしてもう何年も囁かれていますがジャッジの質に疑問を感じているようでもありました。

生産者達が自分たちでカッピング出来るようになって点数が正確に付けられるようになると、バイヤーである我々の評価にも自ずと目がいくものです。大きな点数の開きがあったり、点数は高いのに価格が見合ってなかったりという事は、よくある話です。

私たちは、消費者側やロースターとの繋がりを重視する生産者達が一定数いるので輸入しています。もちろんさほど重視しない生産者達も昔からいますが年々重視する傾向が強まっているように感じます。


品評会の話はなんだか複雑な気分にさせられましたが、直接的な関係性を重んじてくれている以上、私たちも応えたいと思っています。

今後、福袋でお入れした農家さん達の豆も一般販売したいと思っています。福袋を飲まれてお好きな銘柄があればぜひ覚えておいてくださいね