オーナーコーヒーは、フルーツです。

わたしたちが買っているのは、完熟した実だけを、手間とコストをかけて、すべて手で摘み取ったコーヒーです。長く付き合ってきた生産者とは、お互いを信頼しているからこそ、完璧をめざして協力し合えます。

生産者に託されているのは、完璧な味と品質に仕上げること。わたしに託されているのは、焙煎と抽出、そしてお客様にお渡しするまでの保存と説明です。これは、長い時間をかけた連携がなければ、決して成り立ちません。

完熟したフルーツのような、甘くてキラキラした酸。生き生きとした風味。そして長く続く、さまざまな余韻。良いコーヒーは、最初は軽やかに感じても、飲むほどに味が重なり、しっかりと伝わってきます。お酒も食事も同じで、それが品質の良いものに共通する感覚だと思っています。

完熟したフルーツにも酸味はあります。でもそれは、甘さを伴う酸味です。酸化したすっぱさとは、まったく違います。豆は空気にさらすと酸化が進むので、ミルトンでは焙煎したらすぐに袋に入れて冷凍し、お渡しする直前に冷凍庫から出しています。そうすることで鮮度が保たれ、保存できる期間も長くなります。

最高の品質は、偶然できるものではありません。毎年生産者と話し、現場を見てきたからこそ、そこにどれだけの苦労があるかを知っています。その中で、いちばん良いコーヒーを分けてくれる生産者には、感謝しかありません。

産地からお店まで、隅々まで手間をかけて仕上げた完熟のコーヒーを、ぜひ味わってください。

10月11日・12日には、ニカラグアからセルヒオ・オルテツさんが児玉町本店に来てくれます。生産者の顔を見ながら飲むコーヒーは、また格別です。

ミルトンコーヒーロースタリー 田中大介

MILTON COFFEE ROASTERY

“中南米の生産者を毎年訪ね、
20年以上、直接買い付けています。”

毎年、中南米の農園を訪ね、生産者と一緒にカッピングして豆を選んでいます。
スタッフも産地へ行き、畑や精製の現場を自分たちの目で確かめています。

スペシャルティコーヒーの目安は80点。ミルトンの豆は、そのほとんどが
カップ・オブ・エクセレンスの審査基準で86点を超えます。
価格は国際相場ではなく、生産者が続けていける経費と利益を考えて決めています。
生豆は自社で輸入し、周南市の焙煎所で、豆ごとに
甘さがいちばん出るところまで焙煎しています。