この記事は2016年9月1日に掲載したものです。価格・営業日・販売中の商品は掲載当時の情報です。

地元の山口放送ラジオ番組に度々出演させて頂き、一般的なコーヒーの保存方法から美味しいコーヒーの淹れ方、産地の買付け話などをお話しています。先日もディレクターの方との会話の中で、美味しいコーヒーの選び方のアドバイスは?と聞かれ、考えてみると私もコーヒーのことを知らなかったサラリーマン時代には、何がそもそも美味しいコーヒーなのか分らずに毎度お店で買うときに困ったことを思い出しました。

店員さんの話も良く分からないので、「じゃ~そのお勧めをください」となってしまうわけです。時代はコモディティコーヒーから、スペシャルティコーヒーに完全に向いています。これは一時的な流行りではなく、確実な消費者からの信頼、消費欲に支えられているものです。やや心配なのは、業界人がスペシャルティコーヒー業界に携わっているというだけで、自分自身さえも高い位置にいると思ってしまっていることです。しかも消費者よりも少し専門知識をかじったり、特別なスキルを持つ人ほど、その傾向が強く出ています。偉そうに上から目線で接客は、消費者だけでなく同業者から見ても心地よいものではありません。

正直な話、残念ながら、大げさではなくかなりの確率でそういった専門店店員に遭遇するのが事実です。これは同業者としてみても悲しいし、嫌悪感と同時に将来への不安がよぎります。言い換えれば、それだけスペシャルティコーヒーという時代がまだまだ成熟していないと言えるのかもしれません。やはりお客様あっての商売ですし、消費者に支えられてこその業界でもあります。自身の未熟さと器の小ささをアピールするのではなく謙虚な姿勢で仕事をしたいものです。

スペシャルティコーヒーに時代が移り、バリスタチャンピオンシップをはじめとした様々な大会が開催されるようになりました。祭典も世界中で開催されるようになりました。盛り上がりは年々増していき、今ではアジア人の活躍が目立ちます。そして業界が盛り上がれば盛り上がるほど、一般消費者との温度差が広がっているように感じます。業界内で盛り上がることは良いことですが、消費者に対して更にフレンドリーになると素敵だなと常々思います。

MILTON COFFEE ROASTERY

“中南米の生産者を毎年訪ね、
20年以上、直接買い付けています。”

毎年、中南米の農園を訪ね、生産者と一緒にカッピングして豆を選んでいます。
スタッフも産地へ行き、畑や精製の現場を自分たちの目で確かめています。

スペシャルティコーヒーの目安は80点。ミルトンの豆は、そのほとんどが
カップ・オブ・エクセレンスの審査基準で86点を超えます。
価格は国際相場ではなく、生産者が続けていける経費と利益を考えて決めています。
生豆は自社で輸入し、周南市の焙煎所で、豆ごとに
甘さがいちばん出るところまで焙煎しています。