この記事は2015年11月19日に掲載したものです。価格・営業日・販売中の商品は掲載当時の情報です。

今回のオーナーレターは接客について思うところを綴ってみようと思います。この十年間、実に様々なスタッフがミルトンで働いてくれましたが、お世辞にも定着率が良いとは言えません。マニュアル化しないのも、見渡せば何処もかしこも似たような接客をし、感情のこもっていない「いらっしゃいませ」を言われることに違和感を感じると同時に日本の「おもてなし」はもうほとんど目にすることはなく、日本が日本でなくなっていく気がしてしまうからです。

下手すると海外のホテルやお店の方がホスピタリティ教育ができていて、おもてなしに似た要素を含んだ接客をしています。私がアルバイトをしていた十代の頃、目配り、気配り、心配りを常にしなさいと居酒屋の従業員から指導してもらっていました。この歳になって思えば、あれが「おもてなし」の根幹なのではないかと考えます。

スタッフには「常にお客様や相手の立場にたって行動する」それだけを指示していますが、それがなかなか難しいことのようです。自分がお客の立場では理解できることでも、いざ、お店側の立場になった途端に理解できなくなり、感情のない接客になってしまうことはよくあります。

これは叱っても出来ることではありませんので、様子を見ながら時折アドバイスを出しますが、目配り、気配り、心配りが頭から飛んでしまっていては、ミルトンの接客ができるわけがありません。ミルトンにおいてのスタッフの定着率は、ここが大きく関係しています。それができているスタッフは何をやらせてもレベルの高い仕事をしてくれます。ミルトンでのおもてなしの後に、ご自宅で美味しいコーヒーを楽しめれば、どんなに気分が良いだろうといつも考えています。

MILTON COFFEE ROASTERY

“中南米の生産者を毎年訪ね、
20年以上、直接買い付けています。”

毎年、中南米の農園を訪ね、生産者と一緒にカッピングして豆を選んでいます。
スタッフも産地へ行き、畑や精製の現場を自分たちの目で確かめています。

スペシャルティコーヒーの目安は80点。ミルトンの豆は、そのほとんどが
カップ・オブ・エクセレンスの審査基準で86点を超えます。
価格は国際相場ではなく、生産者が続けていける経費と利益を考えて決めています。
生豆は自社で輸入し、周南市の焙煎所で、豆ごとに
甘さがいちばん出るところまで焙煎しています。